乳がんと診断されてから⑤
もやもやしながら
待つ事一週間
結果は がん
がんじゃないよ、きっと、何かの間違い
その期待は脆くも崩れました。
がんと言われたら‥‥考えていない訳じゃなかったけど、はっきり言われて
フワフワとしていて何も考えられず
ただ先生の話をボーッと聞いていました。
非浸潤がんと言って乳腺の中にがんが出来ている。
1箇所ではなく、3箇所くらいに散っている。
ステージで言えば0
うちでは、散っている場合の手術は出来ないから大きな病院に紹介状を書きます。
全摘の場合、乳房の再建できるチームがある病院を選んだ方がいいけど
病院はどこにしますか?
どの病院でもそうですが、先生はとにかく無表情に淡々と話をします。
後ろの看護婦さんの方が哀れむような顔をしていたのを覚えています。
次々と病状を説明され、頭で処理が出来ず
病院?いま?まったくわからない‥‥
その場で答えられませんでした。
結局、病院は保留にしてもらい帰り道に
夫に電話し、母に電話しました。
とにかく早く病院を決めて、紹介状を書いて貰わなければ!焦りました。
夫、母に相談し、病院を出て1時間後には
病院を決めて連絡をしていました。
乳がんと診断されてから④
一週間後
まぁ大丈夫だろうと根拠のない自信を持ちつつ病院へ
結果は グレー
???どう言う事?
極めて黒に近いグレーです。
ほぼ、乳がんなんだけれど一箇所しか細胞が採れていない為、はっきりと断定出来ない。
さらにこの細胞を詳しく調べる方法があるので
どうですか?と
え?だったら最初からそれで調べて下さいよ!
と、言いたいのを堪えつつ
もちろん了承するしかなく
これで次は本当にわかるのかな?
また細胞診とかないよね?(出血が恐怖だった)
違う意味で不安になりました。
この時点でも、お気楽な私はグレーってそんなあやふやなのだから、きっと違う!
がんだったらすぐにわかるはず!
考えていませんでした。
普通でしたら、この時点である程度考えていると思います。
乳がんと診断されてから③
6月に入り
そろそろ病院に行って検査しなきゃな〜
まぁ、どうせ乳腺症だろうけど
スマホで近くの乳腺外科を探しました。
家から20分ほどに病院があり、軽い気持ちで
向かいました。
近くに病院がなければ、この時行かずにまた放置していたかもしれません‥
まずはマンモグラフィをとり、次にエコー。
先生のお話を聞いて終わりと思ったら
ガンの疑いがあります‥と
シコリはのう胞で水が溜まっているだけだと思うけど
その周りにいくつか気になる部分がある
細胞診をしましょう
大きい注射のような物で皮膚をバチンッ
3箇所とるはずが出血してしまい、1箇所とのう胞の水の部分を注射器で抜きました。
結果は一週間後
急な細胞診に動揺はしましたが、この時はまだ自分が乳がんだとは思ってもいませんでした。
まさか、そんな事あるはずない。
本当にお気楽に考えていたんです。
乳がんと診断されてから②
4ヶ月放置してから
シコリを触ると、少し大きくなった?
そう言えば、ずっと胸が張っているような?
両方の胸、脇あたりがチクチク、ピリピリする
極め付けは、お風呂で頭を洗った時の
髪の毛が、大量に抜け始めた事です。
この症状が、乳がんが原因かはわかりませんが
自分の中で、これはちょっと変だなと異変は感じていました。
異変は感じつつも、なかなか病院に行く事が出来ず、まぁ大丈夫だろうと
さらに放っておく事、6月